2003年06月06日

◆今日の一品◆
H製 日本人形
今日も再配布のアイテムだけでしたので、既存のアイテムから「日本人形」をご紹介します。日本人にとって、人形ははるか昔からひとつの「文化」でした。人形は、時には人々の畏敬や信仰の対象であり、時には子供たちのよき遊び相手であり、また時にはその美しさを愛でる愛玩の対象でもありました。さらに、四季折々の節句の風習から生れた「ひなまつり」や「端午の節句」からは多くの節句人形が誕生するなど、独自の人形文化が育まれました。こうして長い歴史の中から、さまざまな人形が作られましたが、いつの時代も、日本人が人形を敬い愛する心に変わりはありませんでした。日本人にとって、人形は単なる飾り物や遊び道具ではなく、つねに生命あるものとして扱われてきたのです。
人形に対する日本人独特の感性を象徴するものに、全国各地の社寺で行われる「人形感謝祭」あるいは「人形供養」があります。そこには各家庭での役割を終えた人形たちが集められます。由緒のある昔の人形から、最近のぬいぐるみまで、集まる顔ぶれはいろいろですが、いずれも、持ち主が捨てるに忍びないと思ったものばかりです。
これらの人形たちは、感謝の気持ちに見送られて手厚くまつられた後、燃やされるなどして処理されて行きます。こうした儀式は、時として、外国の人々にとっては理解しがたいと言われることもあるようです。人形に対して心や命を感じる感性が、広く受入れられるという風土は、どうやら日本ならではのもののようです。

2003年06月05日

◆今日の一品◆
D製 スーツケース(黄色)
今日も再配布のアイテムだけでしたので、既存のアイテムから「スーツケース(黄色)」をご紹介します。ドルフィンタウンのスーツケースはこの黄色のほかに色違いでブルーも出ています。
スーツケースは旅行洋品一式、または洋服(スーツ)を持ち運ぶためのケース。海外旅行などで使う機会が多く、トランクといえばまず思い浮かぶのがこのスーツケースの形ではないでしょうか。スーツケースにも、入れるものの重さは約30kg程度という定義があります。形は平べったい箱型。素材には特殊合成樹脂が使われ、ハンドルが2箇所について持ち上げてもキャスターでも運べるというタイプが現在の主流です。国内では1960年代後半からアルミニュームのフレームとABS樹脂のボデーを組み合わせたスーツケースの生産が開始しされました。現在市場にあるハードタイプスーツケースの構造の原型というべきものです。 1970年代になると、欧米人より体格で劣る日本人が少しでも楽に旅行できるようにとの配慮から生まれた、縦型4輪キャスター付きが誕生しました。そのスタイルは、現在のスーツケースの原型とも言える商品でした。
合成皮革などでできたソフトで小型のものもあり、こちらは「ガーメントケース」などと呼ばれています。

2003年06月04日

◆今日の一品◆
H製 ローラースケート
今日も再配布のアイテムだけでしたので、既存のアイテムから「ローラースケート」をご紹介します。ほのぼのタウンのローラースケートはこのブルーのほかに色違いでピンクも出ています。靴の上から履くタイプで、普通の運動靴が一瞬でローラースケートの靴に早変わりするというおもちゃです。実際に主流だったものは、足のサイズにあわせて、スケートが伸びるもので、1つあると、足のサイズが大きくなっても調節して使えました。
ちょっとブームは下火になったものの、熱狂的に流行ったローラーシューズに負けずと劣らない人気のアイテムでした。

2003年06月03日

◆今日の一品◆
D製 シュークリーム
今日も再配布のアイテムだけでしたので、既存のアイテムから「シュークリーム」をご紹介します。
普段見慣れているシュークリームは生地の中にクリームを注入してあるタイプですが、ドルフィンタウンのシュークリームのようにパイ生地を半分にカットして、クリームをサンドタイプのシュークリームもあります。
シュークリームブームもちょっと落ち着いたなぁという感じですが、シュークリーム専門店があちこちにできたおかげでいつでも美味しいシュークリームが食べられるのは嬉しい限りです。

2003年06月02日

◆今日の一品◆
H製 マッチ
今日も再配布のアイテムだけでしたので、既存のアイテムから「マッチ」をご紹介します。

昔はどこのご家庭にも必ずあった生活必需品でした。停電なんていうのもよくありましたから、ロウソクと「徳用マッチ」はセットでしたし、冬場はストーブを使うので、絶対にかかせませんでしたよね。めったに自分で購入した人はいないんじゃないかと思いますが、もらう場所は銀行の販促品の超デカイのやら、喫茶店のオシャレなデザインのものやら、レトトなマッチのコレクターもたくさんいると思います。
当然、こどもがマッチを触ることは許されませんでしたから、マッチを擦らせてもらったときは、ちょっぴり大人になったような気分も味わえました。

マッチの原型「摩擦マッチ」は、塩素酸カリウムと還元剤が混じったものが、打撃や摩擦によって反応する性質を利用したもので、1827年に英国の薬剤師J・ウォーカーによって発明されました。
工業的には1831年にフランスのサウリヤにより製造され、1844年に後世世界を制したスウェーデンのヨンコピングマッチ工場が設立されました。小箱の側薬に赤燐を使用した安全マッチは、1852年にスウェ-デン・ヨンコピング社のルンドストレームにより発明され、1855年に「スウェーデン式安全マッチ」として製造・販売されました。
日本では、1839年(天保10年)に四国高松藩藩士の久米通賢が、雷汞〔雷酸第2水銀Hg(ONC)2〕を使用した雷汞マッチの試作に成功していることが、「生歴木諸品之扣」という彼の手記に出ていますが、このマッチは現在のマッチとは随分違ったものであったようです。
1876年(明治9年)に「新燧社」が本格的にマッチの製造を始めました。

喫茶店でたばこも吸わないのに、マッチやコースターを集めた思い出ありませんか?
最近は、安価なコーヒーショップが増え、昔ながらの喫茶店が次々閉店しています。喫茶店でタダでもらえるマッチはまさに絶滅危惧種かもしれません。

2003年06月01日

◆今日の一品◆
H製 ミシン
今日も再配布のアイテムだけでしたので、既存のアイテムから「ミシン」をご紹介します。
ミシンは英語でいうとSewing Machine(ソーイングマシン)です。直訳すると「縫う機械」ですね。ドイツ語では機械のことを、「menschen(メンチェン)」と言います。
ミシンは機械なので、Machine(マシン)の分類の1つになるわけです。外国人がMachine(マシン)と発音すると日本人には、ミシンと聞こえる為、いつしかミシンになったというのが定説です

日本にミシンがやってきたのは、黒船と関係しています。1853年(嘉永6年)に黒船が日本へやってきました。アメリカのペリー提督率いる東インド艦隊の軍艦4隻が、江戸湾浦賀沖に現われ、時の江戸幕府に開港を要求したというあの歴史的事件です。
その翌年(1854年)、横浜に再来航したペリー艦隊は、第13代将軍徳川家定へ数々の珍しい献上品を贈ったわけですが、その献上品の中にミシン(Sewing Machine)あったわけで、日本に初めてミシンがやってきたというわけです。

2003年05月31日

◆今日の一品◆
H製 キリンぬい
今日も再配布のアイテムだけでしたので、既存のアイテムから「キリンぬい」をご紹介します。
動物園のおみやげコーナーにずらっと並んだ動物のぬいぐるみ、かわいいのがありますよね。東京の場合、東京動物園教会という組織でデザインの立案、そして制作販売を行っているらしいです。上野動物園、、多摩動物園、葛西臨海水族館の3つの施設で販売されているものがそうです。まぁ、私個人としては魚をぬいぐるみで作るのはどうかと思いますが、動物はノープロブレムですよね。そう言えば、子供の頃、私と妹が動物園に連れて行ってもらうたびに、ぬいぐるみを買ってくれると言われましたが、妹はうれしそうに選んでゲット。それなのに怪獣好きの私は「動物はいらない・・・」と遠慮して、動物園の帰りにデパートのおもちゃ売り場へ誘うも怪獣は買ってもらえず、いつも手ぶらで帰宅していました。

2003年05月30日

◆今日の一品◆
D製 ナン&カレーセット
今日も再配布のアイテムだけでしたので、既存のアイテムから「ナン&カレーセット」をご紹介します。
カレー大好きの日本人、カレーをご飯以外のもの(ナン、チャパティーなど)で食べるのもわりとポピュラーになってきました。インドの人は毎日カレーを食べているわけですが、ナンもおうちで作っているのかと思うと、そうじゃないらしいです。ナンは買ってくることが多いみたい。(笑) ナンとチャパティーの違いはナンはイースト菌で発酵させたパンであるのに対して、チャパティーは全粒紛のクレープです。チャパティーの材料を油であげるとプーリになります。

2003年05月29日

◆今日の一品◆
四男ショップ 家庭用自動改札
今日も再配布のアイテムだけでしたので、今日から配布になった四男のリニューアルアイテムショップから「家庭用自動改札」をご紹介します。
「家庭用」っていう冗談アイテムなのですが、自動改札といえば駅ですね。自動改札の機械には製造会社のロゴプレートが貼っていないので、わかりずらいのですが、オムロンがトップシェアのようです。1960年代半ば、日本中の鉄道で駅業務の合理化の動きが出てきました。これにこたえるためオムロンが1965年(昭和40年)、国鉄(現JR)神戸駅に多能式電子自動券売機を納入したのが自動改札のはじめてです。またカードシステムの技術からカード式定期券発行機を生み出しました。さらに近畿日本鉄道・近畿車兩技術研究所と共同研究を進め、自動改札機を開発。この3機種の組み合わせにより「無人駅システム」も可能になりました。大阪万博の開催を3年後に控えた1967年(昭和42年)、開発の進む千里丘陵に阪急電鉄北千里駅が新設され、ここに世界で初めての「無人駅システム」が実現しました。JRの東京駅で自動改札システムが完全導入されたのは1990年(平成2年)からです。

2003年05月28日

◆今日の一品◆
D製 氷いちご
今日も再配布のアイテムだけでしたので、既存のアイテムから「氷いちご」をご紹介します。
ほのぼのタウンからもこ氷のシリーズが出ていますがほのぼのタウンには「いちご」はありません。器のデザインもちょっと違いますね。ドルフィンタウンの 場合はフラッペと呼んだ方がいいのかもしれません。
そうなると、フラッペとかき氷は、どう違うのか?という事になりますね。削った氷の大きさが違うとか、器が違うとか、シロップのかけ方が違うとかいろいろ考えちゃいますが、結論から言えば、フラッペもかき氷も同じだそうです。
かき氷器のメーカー(国内シェアはトップだそうです)が、機械を売り込むときに、「イチゴかき氷」より「いちごフラッペ」の方がイイ! フラッペは、このメーカーが作った言葉だそうです。ただ機械(ハード)を売り込むより、メニュー(ソフト)に関連するシロップまで売り込んでいこう! なんでも、店内に張るポスターまで作っていたそうです。当時としては、斬新で店主側も機械はここで、シロップはここで、ではなく一カ所で済んで楽だとか(?) それで、トップシェアを獲得したそうです。

2003年05月27日

◆今日の一品◆
P製 ドライフラワー
今日も再配布のアイテムだけでしたので、既存のアイテムから「ドライフラワー」をご紹介します。ピッケルタウンからもこの黄色い花のほかにもう1種類ドライフラワーが出ています。
ドライフラワーのメリットは生花に比べナチュラルな風合いが強く、ログハウス、プロヴァンス風のような自然派の建物にベストマッチしますし、意外にも和風テイストのお部屋にもモダンな感じで合います。水を使わず、軽量なためパソコン、テレビなどの電化製品の上などにも飾ることができます。当然水やりが不要なため、手間いらずです。そして、長期間観賞できます。色あせたアンティークな風合いもまたドライフラワーにしか醸し出せない魅力です。
ただし、造花ではないので退色します。できるだけ湿気と直射日光を避けて飾った方が長持ちします。質の良いドライフラワーはむやみには散りません。ドライフラワーの寿命はどのくらいかというと、問題は退色です。花の種類、置く場所により違いますが、一般的に2~3ヶ月です。ただし、乾燥している冬季は夏季より長持ちします。しかし、退色してもすぐに散るわけではないので、アンティークな風合いを長く楽しむこともできます。

2003年05月26日

◆今日の一品◆
H製 三面鏡
今日も再配布のアイテムだけでしたので、既存のアイテムからほのぼのタウンの「三面鏡」をご紹介します。近年、鏡台のある家庭は少なくなりましたが、昔は婚礼家具のひとつとして欠かせないものでした。特に女性にとって鏡台に向かうことは自分をより美しくみせるための大切な時間です。

鏡の起源は池などの水面に自分の姿形を映しだす、水の鏡と考えられています。その後銅鏡が中国より持ち込まれましたが、化粧をするためのものではなく、呪術用や祭祀〔さいし〕用具として使われていました。
平安時代頃から貴族たちの間で化粧(当時、髪型・服装などを整えることも含まれました)をする習慣が起こり、鏡を五本脚で支える丈の短い柱にかけたことが鏡台の始まりだといわれています。しかし、この頃も鏡は神聖視され、立って鏡を見ることは、良くないことだとされていました。
化粧道具を入れる手箱(結髪・理容・化粧道具入れとして使われた箱)と鏡かけを一緒にした今の形に近い鏡台は室町時代に出現しました。
江戸時代になって鏡の大量生産が可能になり、庶民の生活にまで普及しました。この頃までの鏡は銅と錫[すず]の合金製で、使ううちに曇ってきました。そのため当時は鏡磨き職人が存在しました。その後明治時代には、手入れが簡単で文明開化のシンボルといわれたガラス鏡製の鏡台が、女性の憧れとして急速に普及しました。
工業デザイナーの豊口克平らによって整理だんすに鏡をつけた新しい形の鏡台が登場し、昭和34年にドレッサーと名づけられました。その後、ドレッサーには椅子がつけられ、住居が洋風化するとともに、こちらの方が主流になりました。

2003年05月25日

◆今日の一品◆
H製 野良着
今日も再配布のアイテムだけでしたので、既存のアイテムからほのぼのタウンの「野良着(のらぎ)」をご紹介します。野良着、半纏(はんてん)は同じように木綿から作られていますが、同じではありません。半纏は普段着の上に羽織るものです(半纏から発達したハッピや火消し半纏にその名残が見られます。)半纏は太目の襟が上から下まで通しでつけられています。つくりもしっかりしているので野良着よりかなり高価です。

一方の野良着は着古した着物を作業向けに半分に切ったような簡単なもので、半着という地方もあるようです。カバーオールのように野良着の下に普段着を着ることはなく、素裸か下着の上に直に着用します。野良着は古くなった着物の端切れであちこち当て布をして長く使用したようです。

2003年05月24日

◆今日の一品◆
H製 急須
急須はお茶をいれるための茶器で、持ち手のの形状により3つに分かれます。

横手(よこで)     :注ぎ口に対し、棒状の持ち手が横につく。日本の急須
後手(うしろで・あとで):注ぎ口の反対側に輪の持ち手がつく。中国や欧米のティーポット
上手(うわで)     :茶器の上部に輪の持ち手がつく。土瓶の形。

欧米のティーポットや中国の茶壺は、注ぎ口と持ち手が一直線で、後ろ手の形状です。
一方、日本の急須は、注ぎ口に対し、持ち手が横についた形をしています。

江戸時代、中国から伝わったこの湯沸かしを、日本では「急焼」(きゅうしょう)「急火焼・急尾焼・急備焼」(きびしょう)などと呼んでいました。
所説ありますが、これらの呼称(きゅうしょう・きびしょう・きふす)から、次第に呼び名の主流がきびしょうからきゅうすに変わっていき、最終的に急須(きゅうす)という呼称に落ち着いたようです。

2003年05月23日

◆今日の一品◆
H製 掛け軸
今日も再配布のアイテムだけでしたので、既存のアイテムからほのぼのタウンの「掛け軸」をご紹介します。

掛軸(かけじく)とは、書や東洋画を裂(きれ)や紙で表装したもの。日本では床の間などに掛けて鑑賞し、「床掛け」と言われることもあります。
晋の時代(265年 – 420年)の中国で掛軸は誕生したと言われています。

当時、仏教徒の間では仏像や絵を礼拝の対象として使用していました。しかし礼拝の場所を変更・移動する際には仏像は重く持ち運びに不便、、、そのため仏系の人物、書を描いた絵を持ち運び用に使用していました。

しかし、裸の状態で絵を持ち運ぶと当然ですが絵は痛み、保管も大変。そこで絵を丈夫な紙に張り付け、丸めて桐箱に収納し始めたことが掛け軸の誕生の秘話です。

今でこそ芸術品や美術品としての位置づけが高い掛軸ですが、誕生した当初は仏教徒が使用する礼拝の道具だったのです。

2003年05月22日

◆今日の一品◆
P製 油絵具
油絵具は、主に顔料とそれを定着させる油(乾性油)などを練り合わせて作られた絵具で、油による独特の艶と透明感、筆跡(タッチ)や盛り上げなどの可塑性、緩やかな固化速度などが特徴です。
顔料と油を練り合わせた色材(油絵具)を用いた技法を確立したのは、15世紀ごろのフランドル地方の画家達(特にファン・エイク兄弟)といわれていますが、顔料などで描画した上からニスのように油性成分を用いたというのは、紀元前より行われていたようです。
他の絵の具と比べて油分を多く含むため、ツヤがあるのが特徴。絵の具を盛るように塗ったり、削ったり、筆跡をつけたりと表現の自由度が高いところが魅力です。

油絵の具に用いられる顔料は、大きく分けると「無機顔料」と「有機顔料」の2種類に分けられます。無機顔料とは鉱物や金属などの無機物を用いたもので、重ね塗りをしても下地の影響を受けにくいのが特徴です。一方、有機顔料は石油などを合成したもので、発色性や透明性に優れています。

また、水彩絵の具やアクリル絵の具と比べて、固まる速度が遅いのも特徴のひとつ。作品を仕上げるまでに時間がかかってしまいますが、油絵の具ならではの重厚感のある絵を描くことができます。上級者はもちろん、これから絵画の勉強をしたいと考えている初心者の方にもおすすめの画材です。

2003年05月21日

◆今日の一品◆
P製 フランスパンいっぱい
今日も再配布のアイテムだけでしたので、既存のアイテムから「(カゴに入った)フランスパンいっぱい」をご紹介します。
日本ではフランスパンと呼びますが、フランスでは、もちろん、「フランスパン」とは呼ばれていません。砂糖や牛乳などは使わず、小麦粉・イースト・塩・水だけで作られていて、形によってパリジャン、バゲット、バタール、ブール、・・・などといろいろな呼び方がありますが、いずれもパリッっとした皮(クルート)に特徴のあるパンです。
日本でのパンの歴史は明治時代になってからです。その頃のパン食の中心はイギリス風の大型型焼食パンで、フランスパンはなかなか受け入れられませんでした。理由の第1は明治政府が日本の近代化を促進するために雇い入れた外国人の大多数がイギリス人だったことにあります。これらのイギリス人がご飯を食べないでパン食生活を続けた関係上イギリス風の大型型焼食パンが自然に勢いを得たということ、第2の理由は大型型焼食パンがおいしかったということです。「このパンは舶来(輸入物)の上等粉でないと絶対作れない。」と、当時の日本人はパンを一種の珍味扱いにしていましたから、どうせ食べるなら上等のものでなきゃ!と思っていました。
また当時の日本人はパンの白い部分だけを食べて皮の部分を捨てるという食べ方をしていました。従って品質の劣る国産小麦でも造ることが出来る小型でかつお節型のフランスパンは火がよく通るため皮部が厚いから日本人の嗜好に合わなかったわけです。
そんなフランスパンが脚光をあびるようになるのは1904年(明治36年)頃からです。

2003年05月20日

◆今日の一品◆
H製 缶ピース
今日も再配布のアイテムだけでしたので、既存のアイテムから「缶ピース」をご紹介します。
1949年(昭和224年)7月1日に発売になったピースは日本タバコの扱う煙草の葉の中で、1番良質のものだけを使っているそうです。缶入りで中に50本入っています。
タール : 29mg ニコチン : 2.5mgで更に両切り。そう、フィルターはついていません。缶をあけた時にふわっとくるピース独特の香りはタバコ吸いにはたまらない香りらしいです。
定価 : 700円です。

2003年05月19日

◆今日の一品◆
H製 たわし
今日も再配布のアイテムだけでしたので、既存のアイテムから「たわし」をご紹介します。
たわしの国内一流メーカーというと東京文京区に本社を持つ、「亀の子束子」ですね。もうじき創業100年を迎えます。創業者は西尾正左衛門という人。
ある日、妻(西尾やす)が障子のさんを掃除するのに、マット用の棒、シュロを曲げてそうじをしているのを見て、新たに洗浄用の道具を思いついたのです。
昔から、藁や縄を束ねた「たわし」は、洗う道具として使われていましたが、針金で巻いた棒状のシュロを洗浄用に使うのは初めてだったのです。
これを使うのは女性が多いだろうから、女性の使い易い形、大きさ、重さ・・・正左衛門は妻の手を参考に試行錯誤を続けました。
正左衛門は苦心の末に出来上がった新商品の特許をとる為に特許庁へ向かいました。
この時、この丸みを帯びたものには、名前がなく実用新案に登録するためにも、商品名が必要でした。そんな時、息子が「お父さん、見て見て!亀が水のなかをおよいでいるよ!」と声をかけたのです。見ると、タライの中で亀が水に浮いて泳いでいました。「亀か、なんだかこの”たわし”に似ているなぁ」亀は長寿で縁起がよく、形も似ていて、水に縁もある。「亀たわし・・・、親しみやすく 亀の子たわし」「たわし」の漢字は当時の漢学者に相談して「束子」とあてはめてもらったものです。

2003年05月18日

◆今日の一品◆
H製 掃除機
今日も再配布のアイテムだけでしたので、既存のアイテムから「掃除機」をご紹介します。
掃除機はロケットタウンからも出ていますが、ほのぼのタウンの掃除機は家庭用に普及しはじめた初期の頃のデザインになっています。
1901年イギリスの棟梁技師、ヒューバート・セシル・ブースによって最初の掃除機が開発されたのが「掃除機のはじめて」ですが、当時は電気の引かれている家庭はほとんどなく、掃除の出張サービスのようなものでした。1905年、最初の家庭用ポータブル電気掃除機が、アメリカのチャップマン・アンド・スキナー社によって発売されましたが、重さが約40キロで手押し車に乗せた型のものでとてもおうちの中で使えません。国内では、1954年(昭和29年) ナショナルが掃除機の生産を開始し、ハンディタイプが登場しました。現在、掃除機に普通についているコードリールを業界で最初に採用したのは、1960年(昭和35年)ナショナルでした。続いてナショナルは1965年(昭和40年)業界で初のプラスチックボディを採用した掃除機が登場させました。ほのぼのタウンのこの掃除機はそれと良く似たデザインになっています。

2003年05月17日

◆今日の一品◆
H製 ホームランボール
今日も再配布のアイテムだけでしたので、既存のアイテムから「ホームランボール」をご紹介します。
ホームランが出た記念すべきボールをバッド3本でできた台座の上に乗せて、飾ってあります。
野球を見に行くと、お土産でサインボールをこの状態にして販売していたこともありますが、このタイプの飾りモノは最近あんまり見かけませんね。長嶋や王が現役だった頃の後楽園球場のお土産の定番だったのにな。
台座がないタイプが主流のようです。何年か前、東京ドームの人工芝の張り替えの後、人工芝の一部をカットしたものとセットで、有名野球選手(もちろん、ホームグランドに使っているジャイアンツか日ハムの選手ですが)のサインボールが限定で発売され、好評だったようです。今、サインボールで一番高い値段なのは、ニューヨークに行った松井選手なんでしょうかね?

2003年05月16日

◆今日の一品◆
D製 ウクレレ
今日も再配布のアイテムだけでしたので、既存のアイテムから「ウクレレ」をご紹介します。
ウクレレといえば、高木ブー? それとも牧伸二? 牧伸二がどういう人だかわかるあなたは、けっこういいお年の住人です。(笑)
さてウクレレといえば、ハワイアンですが、1879年8月23日にポルトガルの移民船によってブラギーニャという民族楽器がハワイに持ち込まれたという記録がハワイ州当局に残されています。そのブラギーニャがウクレレになったのだと。また別の説には、ブラジル移民の持ち込んだカバキーニョという民族楽器がウクレレの原型になったのだというものもあります。
またウクレレの語源としてはUke(のみ)がLele(飛び跳ねる)という説があります。1898年ハワイはアメリカに併合されますが、そのころから伝統的なハワイアン・ミュージックとアメリカンミュージックが融合し始め、ハワイではヌネス、クマラエ、カマカといったメーカーが誕生しました。これらのウクレレには素材としてハワイ自生の木Koaが使用され、その美しい木目が特徴的なウクレレは一種工芸品のような輝きをはなっています。これら1本1本手作りされたウクレレは現在ではヴィンテージウクレレとしてコレクターズアイテムとなっています。
また1910年代の後半からあのアコースティックギターで有名なC.F.マーチンも柔らかな音色が特徴のマホガニーという素材を得てウクレレ市場に参入してきます。マホガニーの前にはスプルーストップのウクレレも製造していたようですが、あまり良い評価を得られなかったようです。1923年からはKoaを使用したモデルも製造され、とくにフィンガーボードとヘッドに美しいインレイをほどこされたStyle 5Kというモデルはコレクター垂涎のアイテムとなっています。

2003年05月15日

◆今日の一品◆
H製 風鈴
今日も再配布のアイテムだけでしたので、既存のアイテムから「風鈴」をご紹介します。
エアコンなどというもののなかった時代のこと。人々はさまざまに知恵を働かせ、生活の中に涼を演出していました。その一つ風鈴は、風を音に変えて、暑さを慰めてくれる、夏には欠かすことのできないものでした。風鈴師が共竿というガラス管の先端にガラスを巻き取り、上下に揺らしながら膨らませていく様は今も昔も変わりません。
風鈴の中でも江戸風鈴は、まずガラス棹でビー玉大のタネを巻き取り、吹いてピンポン玉大に膨らます。再びタネを巻き取り、上向き加減に吹き、棹に針金を刺し吊るし穴をあける、るつぼに入れて温め、指で棹をまわしながら吹く、棹を下げ、間をおいて仕上げの一息。この最後のひと吹きで風鈴の音が決まるそうです。その間はたったの三秒の勝負です。

2003年05月14日

◆今日の一品◆
P製 ピンクのカウチ
今日も再配布のアイテムだけでしたので、既存のアイテムから「ピンクのカウチ」をご紹介します。
カウチとは長いす(ソファー)で肘をかけるところが片方にだけあるタイプを言います。1980年代に流行った「カウチポテト」という言葉がありますが、あの言葉が流行った頃の日本で実際にカウチを持っていた日本人が何人いたかは疑問です。ソファーを総称して使っていたと思われます。「カウチポテト」という言葉の意味は長椅子に寝そべってポテトチップスなどをパリパリつまみながらビデオを見るということで、元々はアメリカからきた言葉です。
このピッケルのカウチはとてもカウチポテトをするのには向かない優雅なタイプで、どちらかというと写真スタジオでポーズをとるために、置かれているのをみかけますよね。

2003年05月13日

◆今日の一品◆
H製 ぜんまいネズミ
今日も再配布のアイテムだけでしたので、既存のアイテムから「ぜんまいネズミ」をご紹介します。
ぜんまいネズミというと、「アレクサンダとぜんまいねずみ」(レオ・レオニ作 谷川俊太郎訳)というともだちをみつけたねずみの話を思い出します。
アレクサンダはふつうのねずみ。一方ウィリーはアニーのおきにいりのおもちゃのぜんまいねずみ。アレクサンダとウィリーは友達になり、楽しく時を過ごした。アレクサンダはみんなにちやほやかわいがられているウィリーをみて、ぜんまいねずみになりたいと思う。不思議な話を聞き、さあ実行と言うとき、アレクサンダがとった行動は?という内容の童話です。
作者のレオ・レオニは1910年オランダのアムステルダム生まれ。イタリアのジェノア大学で経済学を専攻し、卒業後、広告会社勤務。画家、グラフィック・デザイナー、イラストレータ、、彫刻家、アートディレクター、そして絵本作家としてアメリカで活躍しており、世界中で人気がある。しかし、美術はほとんど独学だったそうです。
孫たちの子守をしていた時、たまたま手元にあった雑誌の広告のページの青色と黄色い紙をちぎって即興でお話をしてやったことから誕生した「あおくんときいろちゃん」がカルデコット賞次点でしたが、その後、「ひとあしひとあし」「スイミー」「アレクサンダとゼンマイねずみ」「フレデリック」と4回もカルデコット・オナー・ブックに選ばれます。
レオニの絵本は楽しくてしかも考えが深く、また飾り気がない絵と、みごとなコラージュの使い方で他の絵本と一線を画してます。一冊ごとにちぎり絵やさまざまなコラージュ、スタンプやこすり出しなど、画材や技法に趣向が凝らされており、魅力がつきません。残念ながら、1999年に他界しました。

2003年05月12日

◆今日の一品◆
P製 蝶(オオカバマダラ)
今日は再配布のアイテムだけでしたので、既存のアイテムからピッケルタウンの蝶ご紹介します。ピッケルタウンにはたくさんの蝶アイテムが登場します。

蝶は、世界中に広く分布し、その種類は知られているものだけで約17,600種と言われています。日本では約260種が知られており、日本で最初に発見された「オオムラサキ」は日本の国蝶です。

ギリシャ神話や中国の故事、仏教やキリスト教の教えの中にも登場し、洋の東西を問わず、幼虫からサナギを経て成虫となるその劇的な変化によって、輪廻転生や復活、長寿などの象徴とされてきました。
蝶は、サナギから脱皮して美しい翅(はね)をもつ蝶が飛び立つことから、死後、からだから抜け出した魂を極楽浄土に運んでくれるとして神聖視されていました。輪廻転生の象徴でもあるため、仏具にはよく蝶の装飾が使われています。
蝶の文様が能装束や小袖に意匠されたのは桃山時代からといわれています。その姿の優美さから着物の柄として取り入れられただけでなく、蝶の変化の様子が神秘的で「不死・不滅」のシンボルだったことから、武士に好まれました。家紋にしているところがたくさんあります。

2003年05月11日

◆今日の一品◆
H製 砂利
今日の新アイテムはほのぼのタウンの砂利でした。DIYパーツがいろんなバリエーションで出てきていて、うれしいですね。
砂利の定義ですが、粒径の大きさが30センチより小さい丸味を帯びた石をすべて砂利というらしいです。したがって、砂や玉石も砂利になります。
天然の砂利は、川から採れる「河川砂利」、かつて川だった田んぼや畑、平地林等から採れる「陸砂利(おかじゃり)」、地殻変動で隆起して今は山となった所から採れる「山砂利」、そして海中から採れる「海砂利」というように、採れる場所、存在している場所によって呼び名が異なります。
神社の境内に敷き詰められている砂利には「お清め」の意味があります。

2003年05月10日

◆今日の一品◆
R製 鉄パイプ
今日の新アイテムはロケットタウンの鉄パイプ、または黒い横棒です。ロケットタウンからは久々の「DIYパーツ」の新登場ですね。
お部屋改造フリークのみなさんは、これで何を作ろうかとワクワクしちゃったのではないでしょうか?
ベタに柱やフレームとして使っても良し、バックの黒床、黒壁を置いて、白いラインを浮き立たせるも良しの楽しいアイテムです。

2003年05月09日

◆今日の一品◆
P製 つくし
今日の新アイテムはピッケルタウンのつくしです。暦の上では立夏を過ぎたので、もう夏なのですが、ソネットタウンではまだ春みたいですね。
「つくしはすぎなの子」などと言われることもありますが、つくしんぼの正体はスギナの胞子葉です。スギナはトクサ科に属するシダ植物ですね。花の咲かないシダ植物は胞子で増えますが、シダの仲間には胞子をつけるために特殊化した葉、すなわち胞子葉を持つものがあります。「つくし」も胞子葉なので、てっぺんの松かさ状の部分からホコリのように細かい胞子を飛ばしています。
土を掘ってみるとスギナと「つくし」が地下茎で繋がっているのが見られます。
また、「つくし」は食べられる植物としても有名ですね。てんぷらや煮付、お浸しなどで食べます。

2003年05月08日

◆今日の一品◆
D製 三脚付きカメラ
今日の新アイテムはドルフィンタウンの三脚付きカメラです。「デジカメ?」という意見もありますが、SONYの機種にはこのような形のデジカメがないので、他メーカーのものを出すかなぁ?ということで、私の見解としては「カメラ」ということにしておきます。(笑)
カメラの三脚は手ブレを防いだり、タイマーを使った全員での記念写真で大活躍しますね。意外と知られていないのが、三脚の脚を伸ばしたり、たたんだりする時の順番。脚を伸ばすときは太いパイプから、しまう、つまり短くするときは細いパイプからしまう、が原則。太いパイプ優先で使います。これを守ると、三脚をガッチリ、安定させて使うことができます。どのパイプでもいいから手当たり次第、順不同で伸ばしたり縮めたりすればいいのではありません。ミドルアングルやローアングルで全部伸ばす必要がないときは、下段の細いパイプをしまって使います。弱点をさらけ出さず、補って使う心配りがほしいものです。
締め付け固定箇所を廻してゆるめたり締めたりする「ナット」式では順序を守らないと操作しにくくなることもあります。太いパイプから順々に各節伸ばし切って使うようにすると、三本の長さは、おのずからそろいます。三脚を据える場所が平らなら、三脚は傾かずにまっすぐ立てられます。