2004年05月06日

◆今日の一品◆
H製 ゴジラ
今日も全アイテム再配布ものだったので、ほのぼのタウンの「ゴジラ」をご紹介します。
全ての怪獣映画の原点、ゴジラの記念すべき第1作映画は昭和29年(1954年)11月に公開されたその名も「ゴジラ」です。まだ戦争の記憶が生々しく残る時代に「第五福竜丸」「原爆マグロ」などの社会不安を背景にしたストーリーで爆発的にヒットしました。
「火を吹く巨大怪獣」「着ぐるみによる怪獣表現」など、その後の全ての怪獣映画のルーツになりました。製作会社の東宝は、相当の意気込みで作ったようで、制作費は当時の平均的な映画の約3倍の予算をかけて作りました。
しかし東宝としては1本で完結のつもりだったらしく、その証拠に、第1作の終わりでゴジラは死んでいます。ところが世間の人気がそれを許さず、1955年になると、東宝は死んだはずのゴジラを復活させて「ゴジラの逆襲」という第2弾を作りました。そうなると後はもうまるで節操がなく、1962年の「キングコング対ゴジラ」から、1975年の「メカゴジラの逆襲」で一息つくまで、ほぼ1年に1本の割でゴジラ映画を作りました。そしてしばらくのお休みののち、80年代に2本。90年代入ると、1991年からは、毎年1本のペースで作られています。
元祖「ゴジラ」がヒットしたのを見たアメリカのコロンビア・ピクチャーズが、日本版の一部をカットし、アメリカ向けに若干のシーンを付け加えてアメリカ版を世に出したのは、元祖公開の2年後、1956年です。海の向こうでのゴジラの歴史はここからがスタートしました。