2004年05月22日

◆今日の一品◆
H製 ベルボトム(パンタロン)
今日は全タウン再配布のアイテムだけでしたので、ほのぼのタウンの「ベルボトム(パンタロン)」をご紹介します。
ベルボトムジーンズもパンタロンも今でいうとフレヤードパンツと言われ、裾が広がっているパンツのことです。
新御三家(ふ、古い!)と呼ばれた西城秀樹、野口五郎、郷ひろみ、そして中村雅俊とか松田優作など70年代を生きた若者のほとんどはこのベルボトム、パンタロンの洗礼を受けていました。スーツのズボンでさえやや広がっていた時代です。おまけに「ロンドンブーツ」と呼ばれていた超厚底ブーツ(妙に派手なデザイン)とコーディネートして、ピースサインしている自分が写っているあの頃の写真を決してみんな見たがりません。彼らにとってはそれほど忌まわしい過去の遺物なのです。最近、70年代ファッションの復活で、明らかにプロポーションがよくなった今の若者がこれらをかっこよく着こなして街をいく姿に、古傷が痛むような気がしているかもしれません。また、中村雅俊はベルボトムに下駄というコーディネートをしていました。それをだれもが特に変だと思いませんでした。結構いい年したおじさんまで長髪だった時代のお話です。
そういえば、当時、ファッション雑誌やテレビなどで流行の服を紹介するとき、「~ルック」という言葉を使っていました。、「~ルック」はちゃんと英語にもあって今もって健在のようですが、日本ではあまり使われなくなってしまいました。~スタイル、~ファッションで代用され、~ルックはどうも避けられているように思えてなりません。その元凶は「省エネルック」にあったのではないかと思われます。