2002年08月18日

◆今日の一品◆
D製 白いアロハ
ゆかたの次は男性用のアロハ。ドルフィンには今までもアロハのアイテムが存在しているのですが、今までのものに比べて、ちょっと大人っぽいデザインです。サマードレスなんかも出てくるといいですね。
エラリー・チュン氏。この方がいなければ、アロハと言うカテゴリーのシャツは無かったのかもしれません。
1931年、米国東部の大学を卒業しホノルルで父が営む雑貨店を継いだ彼ですが、世界恐慌により経営は悪化、「何とかしなければ」と考えていた矢先、サトウキビ畑を耕す日本人たちが当時、古くなった着物を再利用して着ていたシャツの絵柄が頭に浮かびました。「あの鮮やかな模様をパイナップル、ヤシの木、フラダンサーといった南国風にしたらどうだろう?」
はじめは2~3ダースだけ作った明るい柄の半袖シャツは、あっと言う間に売れ、うわさを聞いたお客が殺到し、やがてビング・クロスビー、フランク・シナトラといった銀幕のスターが愛用した事により、ワイキキの観光客にも人気を博し、船が着くたびに品不足になったそうです。「アロハシャツ」という名前を36年に商標登録した頃には、ハワイのあちこちで類似品が出始めていました。
こうして「アロハシャツ」と呼ばれるカテゴリーのファッションが生まれたわけです。