◆今日の一品◆ |
お盆期間中はドルフィンタウンが飛ばしています。今日のアイテムは紫陽花が涼しげな浴衣です。これに似合う帯も欲しいと思ったのは私だけでしょうか? 浴衣はもともと平安時代に、貴族が湯あみのさいに汗をふき取るために用いた湯帷子(ゆかたびら)が由来です。庶民の間に広がったのは、江戸・元禄期。祭りや花見用にしゃれた柄を競い合い、役者が着た白地に大きめの紋が流行、浴衣文化が花開きました。明治中期には、メダカの目や小菊の柄を描いた東京染めが大流行。これに対抗し、大阪市西区立売堀にあった「はり久染工場」が、「大阪染め」を発明しました。大阪染めは「注染」という呼び名で全国に広がり、現在も、機械でのプリント加工以外はこの染め方だそうです。戦後、関西では、いい水を求めて大和、石津川流域へ浴衣産業は拡大していきました。大阪人の情熱が、戦後の浴衣文化を育てたとも言えますね。 |