2002年08月02日

◆今日の一品◆
R製 金星
ロケットタウンの惑星シリーズから新しい惑星が出ました。金星なのかなぁ。
惑星シリーズ、どこまで続くのでしょうね。冥王星、海王星くらいまでいっちゃうのでしょうか? 今日の他のタウンのアイテムは、お地味でした。
金星は太陽から2番目の惑星で、6番目の大きさです。金星を意味するビーナス(ギリシャ神話では アフロディーテ)は愛と美の女神です。金星がこのように名付けられたのは、たぶん昔の人の知っている最も明るい惑星だったからでしょう。金星は太陽と月を除いて最も明るい天体です。水星と同じく、金星は一般に、明けの明星イオスフィルスと宵の明星ヘスペルスの、二つの別の天体だと思われていました。
金星は内惑星なので、天体望遠鏡を使って見ると、地球との位置関係で満ち欠けが見られます。ガリレオによるこの現象の観測は、コペルニクスの地動説に有利な重要な証拠でした。
最初に金星を訪れた探査機は、1962年のマリナー2号でした。それに引き続いて、パイオニア・ビーナス号や、最初に他の惑星に着陸したソ連(ロシア)のヴェネラ7号、最初に金星表面の写真を送信してきたヴェネラ9号など数々の探査機が訪れています。
金星は時々、地球の兄弟惑星のように見られることがあります。ある面で、2つの惑星はとても似ています。金星は地球よりほんの少し小さいだけです(直径は地球の95%、質量は80%)。どちらの惑星にもほとんどクレーターがなく、表面が比較的 若いことを示しています。2つの惑星の密度と化学組成が似通っています。これらの類似点から、金星の厚い雲の下は地球にとても似ており、ひょっとすると生命がいるかも知れないと思われていました。しかし、残念ながら、金星のより詳細な研究によって、多くの点で地球と大変違っていることがわかりました。地球のように、たぶん金星には大量の水があったのでしょうが、全て蒸発してしまいました。金星は、すっかり乾いています。地球がもし太陽にほんの少しでも近かったら、金星と同じ運命をたどったことでしょう。基本的に似ている金星がこんなにも違うのはなぜかを学ぶことによって、私たちは地球のことについて多くを学ぶことになります。