2003年07月23日

◆今日の一品◆
R製 サイケなイス
今日はロケットタウンから「サイケなイス」が配布になりました。先日、このイスと同じデザインのテーブル天板と、テーブルの脚が別々に配布になりましたね。
前回の大きいテーブル天板が配布されたときに、ファッションについてのサイケはお話しましたが、音楽の世界にもサイケはあります。サンフランシスコを中心とするウエスト・コーストに生まれたフラワー・ミュージック、サイケデリック・ミュージックなどと呼ばれるもので、当時の若者が求める自由・平和の思想が音楽と直接結びついたものだったでした。
そのサイケデリック・ミュージックというのは、LSDという幻覚剤と関係があり、その流行から生まれたちょっとヤバイ音楽活動です。1943年に精神医学の分野で合成されたLSDが、’60年代中期マスコミによって取り上げられ、俄然注目をあびるようになりました。つまりLSDを服用することによっておこる幻想・幻覚の中から、当時の若者達は、自分たちの新しい世界、芸術、価値観を見い出そうとしたのです。
当然ながらこの波は音楽にも影響を与え、とくに常用者の多かったシスコを中心に個性的なサウンドを生み出しました。これがサイケデリック・サウンドです。
66年3月21日付ビルボード誌第2位にランクされたボブ・ディランの「雨の日の女」、そして同日14位のバーズの「霧の8マイル」が、最初のサイケデリック・サウンドとされています。この2曲、内容的には明らかにLSDを飲んだときの状態を歌ったもので、州によって放送禁止、発売禁止となりました。
直接LSDを飲んで演奏するということそのものはなかったとしても、LSDによってもたらされる幻覚の世界を表したものから、幻想的な光や音を利用した演奏スタイルのものまで、次々と生まれました。