◆今日の一品◆ |
今日は全タウン再配布のアイテムでした。今日ほど何を紹介しようか悩んだ日はありませんでした。(笑) ドルフィンタウンからティーセットをご紹介しますね。ドルフィンタウンのティーセットは今日配布になったものの他にもあと2種類あります。今日のティーセットはコーヒーにも紅茶にも使えそうなわりとモダンなデザインのものです。 ティーセットというと、やっぱりアフタヌーンティーの習慣を思い出しますよね。紅茶を飲むのがまだ貴族のものだった頃は、銀製のティーセットや高価で手に入れにくい中国製の茶わんなどが中心でしたが、大量生産が可能になったことでイギリス製の陶磁器などが登場し始めました。1740年後半になってチェルシーに窯業が起こり、やがてその他の地域でも作られるようになったのです。安くティーセットが手に入るようになって一般市民の間でもお茶に対する興味が高まっていきました。1850年代のイギリスの生活を描いた文章に、「時計が午後4時を打つと6時までの間英国中の家庭のやかんが一斉にヒョーヒョーと楽しげに音を立て、陶磁器の茶わんをテーブルに並べて砂糖を入れるときのカチンカチンというふれあいの音が聞こえるのだった」というものがあります。これはこの時代すでに、庶民の間でもアフタヌーンティーの習慣が定着していたということを示しています。 この時代の上流・有産階級のアフタヌーンティーは優雅で洗練された公式のお茶会という社会的な意味を持ったものに発展していました。そして、お茶会に必要なマナーやエチケットも確立し、お茶を楽しむ様々なマナーもできあがっていたのです。 |