明治大学博物館

「明治大学博物館」とは平成16年に創設された、明治大学の付帯施設です。「明治大学博物館」には漆器・染織品・陶磁器などの伝統工芸を総括する展示を扱っている「商品部門」、国内では稀少な拷問や処刑の資料の展示を扱っている「刑事部門」、旧石器時代から古墳時代までの重要資料の展示を扱っている「考古部門」の3部門があり、他には無いユニークな常設展が魅力になっています。

ぜひ見ていただきたいのが「刑事部門」です。ここ「日本の罪と罰」コーナーでは、前近代における非人道的な拷問・刑罰・処刑具の様子を知ることで、人間尊重の必要性を理解するための反省材料とする事を意図として作られたコーナーです。時代劇好きの私のお気に入りです。

江戸時代の警察、奉行所。そこの役人の同心や手下の岡っ引きが持っていた十手の展示や捕り物に使った道具、自白させるために使ったさまざまな拷問道具の展示があります。もし自分が無実であっても拷問されたら秒で自白すると思います。きっと冤罪だらけだったでしょうね。

刑罰を受けた時の資料もあります。一定以上の罪を犯した人は入墨を入れられました。地域によって入墨の色や形が違い、罪を重ねると入墨だらけになり、自分の体が前科を物語ってしまうという事です。これは一生消えないものを入れるという恐怖、見せしめをするという意味があります。そんな入れ墨の見本があります。

江戸時代、庶民の娯楽が少なかったので公開死刑も娯楽のひとつでした。(どんな娯楽だよ?とツッコミたくなりますが…) 一般的な処刑は磔の刑(はりつけのけい)でした。時代劇では槍に刺されて即死のような表現が多いのですが、実際は磔にされた後、20回から30回槍で突かれるそうで、なかなか死ねないで苦しんだようです。が、もっとエグイのもありました。それは博物館で展示物をご覧くださいませ。

海外の刑罰や拷問の展示もあります。近代ヨーロッパの処刑器具として名高い「ギロチン」や、伝説上の中世の処刑道具である「ニュルンベルグの鉄の処女(アイアン・メイデン)」が展示されています。
「ギロチン」の展示は、日本国内では明治大学博物館のみだそうです。罪人が痛みを感じる事がないよう人道的な処刑道具として用いられていたギロチンですが、本当に痛みを感じないのかは不明ですよね。処刑制度としては、ほんの最近の1981年までフランスでは存在していたそうです。
「ニュルンベルグの鉄の処女」のレプリカがあるのもココだけです。
罪人中にを入れて扉を閉めると内部の釘がぐっさり突き刺さるという仕組みで恐ろしい限りですが、スタッフの方の話によると、実際はそのような使われ方をした事はなく、本当の「ニュルンベルグの鉄の処女」には中に針は無いらしいです。閉じ込めて怖がらせ、市中で晒し者にする恥辱刑のようなものであったらしいです。(諸説あるらしいですが)

入場料は無料です。ぜひ1度ご覧ください。