◆今日の一品◆ |
ここんところ「ほのぼのタウン」のアイテムががんばっていますね。今日も新アイテムで蓄音機が出ました。けっこう渋いです。(笑) 蓄音機というとこのほのぼのタウンの蓄音機のようなラッパ型のものが有名ですが、これは明治の終わりから大正初期のもので、製造数はそれほど多くなく、昭和に入り電気録音のレコードの出現で、実用品として一般の人々の手にもできるものになってきました。 工業製品としての蓄音機の主流は、箱型とポータブル型で似たような形で値段が違うのは内部のホーンの構造とゼンマイの数の違いです。電気蓄音機は非常に高価なものでしたが昭和10年代に入ると、お金持ち向けの大型機とは別に小型で廉価な製品が増えてきました。しかし日華事変の影響で電気蓄音機と機械式蓄音機の両方とも一般向けの製造は中止になってしまいました。 蓄音機の針は使い捨てで、需要が多く有名会社の名を名乗ったニセ物も出現したようです。使い捨ての鉄針は戦時中には制限を受けて消え、何度も使える針や竹針が主流になりました。 |