2004年04月26日

◆今日の一品◆
P製 石鹸入れ
今日も全タウン再配布のみでしたのでピッケルタウンのアイテムから「石鹸入れ」をご紹介します。洋式バスにぴったりのデザインですね。
石鹸の歴史については諸説あって、どれが本当なのかわかっていません。その中でも有名なところをご紹介すると・・・・。
1万年前、人間が火を使うようになって獣肉を焼いて滴り落ちる油と木の灰が反応して、土の上に自然の石鹸が出来ました。その焼き跡の土を使うと、汚れが良く落ちるのを発見したのが、石鹸の始まりだとする説。今から約4000年前、小アジアのヒッタイト人がシャボンソウの灰を混ぜた水で手を洗ったこと、シュメール人が手や足、身体を洗うためにアルカリ液を作ったこと、これが石鹸の始まりとする説などです。しかしどれも今でいう石鹸といえるものではありませんでした。
石鹸=SOAPという言葉は、1世紀の学者プリニウスが残した「博物誌」に山羊の脂肪とブナの木灰からsoapをつくるという記述があり、それが元になっています。このときの石鹸も肌を乾燥させたり、湿疹の元になったりする粗悪なものだったようです。
ともかく石鹸は高貴な人が使用するものでした。一般人が使用するようになったのは、ヨーロッパでは200年程前、日本では100年程前からです。そして、石鹸の普及により、ヨーロッパでは伝染病による死亡率が激減しました。
第1次大戦中、石鹸の原料である油脂が欠乏した為、製造が困難になりました。そこで、ドイツが石油を原料に合成洗剤の製造に成功。その後、アメリカの石油資本による ABS(合成洗剤の原料)の生産増大や洗濯機の普及などにより、急速に洗浄剤の主流が、石鹸から、合成洗剤に変わっていったのです。