2004年04月18日

◆今日の一品◆
P製 ドルフィンブギの本
今日も全タウン再配布のみでしたのでピッケルタウンのアイテムから「ドルフィンブギの本」をご紹介します。ピッケルタウンにはこの本の他にも3種類の本が出ています。「ジャニス・ジョップリン」の本以外はなんだか自費出版っぽい本です。
自費出版という言葉が、よくわからず、誤解のもとになっているようなで、出版と編集と印刷の区別がわらない方が多いようです。自費出版という場合、それは出版社の利益まで負担するというものになります。よく理解されないのですが、出版社は印刷所ではありません。本ができたとして、印刷して製本して、その経費で利益が出るのは印刷所です。出版社はものを作る際の編集・校正にくわえ、マーケティング、営業、そして出荷、返品の処理、在庫管理、書誌管理を行っています。これは、印刷費などの製造コストとは別のものです。
多くの自費出版は、自費印刷であるというのが実態です。きれいに印刷し、きれいに製本するのが目的であれば、印刷所に直接頼むのがもっとも安価で得策です。原稿を見て、コメントをして、アドバイスがほしいのであれば、内容に関連している出版社をさがして、相談するべきです。その出版社がどんなジャンルの本を出しているのかは、日本書籍出版協会の検索で調べればすぐに判ります。出版社の実態が単なる印刷所の副業なのか出版社なのかの見分け方は簡単。日本書籍出版協会の検索ページでその出版社の名前を入れて検索してみれば、書籍として流通させているのか、それとも流通させていないのかがわかります。ただ、これは注文可能になっているということで、書店の店先に並んでいると言うことではありません。書店の店先に常時並んでいる状態にするというのは、実際にはかなり困難です。
ただ、趣味で販売などを目的にせず、本の形にして楽しみたいという場合は、単なる「製本」と言います。少量の場合は印刷所に頼まず、自分でPCを使って印刷し、市販の製本キットで本の形にするのが1番安上がりです。