2004年04月03日

◆今日の一品◆
H製 まな板
今日も全タウン再配布のみでしたので、ほのぼのタウンのアイテムから「まな板」をご紹介します。

まな板の歴史はとても古く、中国から伝わってきたとされています。弥生時代には既に木製のまな板を使っていたとされ、弥生時代の遺跡からまな板も発掘されています。まな板は「俎」または「俎板」と書くことができ、これはもともと食物分配という神聖な儀式に用いられていたもので、「俎」自体は「肉を置く台」という意味になり、生け贄を捧げるための供物台としての意味も持っています。このため当時の「まな板」は下駄のように足が付き、板自体も非常に厚いものが用いられていました。また、当時は座った状態で調理を行うことが一般的だったこともその特徴的な形になった要因だとも言えます。この足の付いた「まな板」や特徴的な切り分けの作業は日本古来の伝統儀式でもある「包丁式」などでも見ることができます。