2004年03月24日

◆今日の一品◆
R製 テニスラケット
今日も全タウン再配布のアイテムのみでしたので、ロケットタウンから「テニスラケット」をご紹介します。

テニスの始まりは、1番古いもので4000年前のエジプトの第12王朝の墓に革で作ったボールと木製の丸い玉が葬られており、革製の玉は打った跡がついていたそうです。しかしながらテニスの始まりはいちおう12世紀頃フランスの修道院などの回廊で球を手で打ち合うことから始まったと言われています。そのためテニスはJeu de paume (手掌ゲーム)と呼ばれていました。この球技が次第に技とスピードをますにつれ手掌だけでは不十分になり、手袋からその真ん中を固い皮革を張り弾みやすくされました。さらには柄のついた板へと進化していきます。このゲームは13世紀にはイタリアへ広まり、今日のガット(羊の腸)を張ったラケットは14世紀にイタリアで発明されました。だからラケット(Racquet, Racket)の語源はイタリア語のRachettaで、これはラテン語のRachete(手首もしくは足首)からきています。
テニスが日本に紹介されたのは、1878年(明治11年)。文部省が開設した「体育伝習所」に教師として招かれたアメリカのリーランドが、持参したテニス用具を使って指導したのが最初です。当初使用していたラケットは、すべて外国製品でした。
国産ラケットが登場したのは、1920年代半ばです。ちょうどこの頃、それまでのストローク中心だった試合が、ネットプレーを加えた戦術に移行しており、それに伴い、プレーヤーのラケット選択にも変化が現れてきました。国産ラケットは、こうしたプレースタイルに合わせてラケットが進化しようとしていた時代に生まれたのです。