2004年03月23日

◆今日の一品◆
R製 ワイヤレスヘッドフォン
今日も全タウン再配布のアイテムのみでしたので、ロケットタウンの「ワイヤレスヘッドフォン」をご紹介します。

いつでもどこでも音楽を楽しむことができるヘッドホンの歴史は古く、その起源は1890年代にまでさかのぼることができます。当時普及が進んでいた電話線を利用して音楽を家庭に届けるという仕組みのエレクトロフォン(Electrophone)は、初めて音楽を自宅で楽しむということを可能にしました。ただし当時の価格で年額5ポンド(現在の価値で3000ポンド)という高額な利用料金のため、一部の富裕層のためのものでした。

1920年代に入ると、アメリカ・ユタ州の電気技師だったナサニエル・ボールドウィン氏が2台のレシーバーをヘッドバンドに取り付けたものを考案。これが現代のヘッドホンの原型となりました。

1930年代になると、ドイツのオイゲン・バイヤー氏は世界初となるダイナミック型ヘッドホンを発明し、モデル「DT48」を世に送り出します。バイヤー氏が開発に成功したダイナミック型ヘッドホンは、発明から80年近くなる現在でも基本原理はそのまま用いられているというのが驚くべきところです。

1950年代になると、レコードが登場します。街のレコード店や「レコードバー」などにハンドルが付いて片耳で聴くタイプの「スティックフォン」が設置されるようになり、若者がスティックフォンを手に持ち、壁のボタンを押して音楽を楽しむようになります。
そして1958年、アメリカのジョン・コス氏により世界で初めてステレオヘッドホンが開発され、一般人の生活へと浸透していくことになりました。