2004年01月07日

◆今日の一品◆
H製 三毛猫
今日は全タウン再配布のみでしたので、ピッケルタウンの「注連縄飾り」は2回目の配布になります。(その他各タウンに「旧もの」と呼ばれている2002年のお正月アイテムも通常配布で登場しています。)
ほのぼのタウンの三毛猫を紹介します。
三毛猫の雄はとても貴重で漁師さんなどは高いお金を出してでも手に入れるという話を聞いたことがあります。三毛猫は雌ばかり生まれて雄が生まれにくいせいですが、同じ猫なのに三毛猫に限ってというのが不思議な話ですよね。
初めて日本の土を踏んだのは黒猫だったそうで、1000年くらい前に中国や朝鮮から日本に来たらしいです。そして次に白猫、そしてオレンジ色の猫が渡来して、三毛猫が生まれたそうです。日本では三毛猫は幸運を招くと考えられていて、例えば三毛猫を飼うとお金に困らない、船に三毛猫を乗せていると嵐にあっても助かる。あるいは、三毛猫のいる置屋は繁盛するなどと信じられ、珍しい雄猫はありふれた雌猫より強い運を運ぶと考えられていたらしいです。
黒、白、茶(オレンジ)の毛色を持つ猫を三毛猫と言い普通は雌のみです。なぜかというと、猫には18対の常染色体と1対の性染色体があり、オレンジ色の遺伝子はX 染色体にリンクしています。雌の性染色体はXXと2組あり、オレンジの遺伝子型はOO、Oo、またはooですが、OOでは全体の毛色がオレンジに、ooではオレンジ以外の色になり、Ooのときに限って三毛猫になります。X染色体が一つしかない雄では三毛猫が生まれません。 雄の三毛猫は染色体がXXYであることがわかっています。ヒトではクラインフェルター症候群という遺伝病が同様の染色体になっています。
そういう理由から雄の三毛猫は、非常に珍しいために船のお守りとして大事にされてきたんですね。