2004年01月03日

◆今日の一品◆
R製 屏風
今日は全タウン再配布のみでしたので、、1月1日に配布されたアイテムの中からロケットタウンの「屏風」をご紹介します。(「旧もの」と呼ばれている2002年のお正月アイテムも通常配布で登場しています。)
蒔絵調の豪華な屏風ですね。雛人形や鎧兜のバックでしか、最近はなかなかお目にかかりません。
今回の屏風、細工の技術としては、「金彩蒔絵」と呼ばれるものに近いかもしれません。「金彩蒔絵」は、一つ一つの絵をエアブラシで仕上げていくので、鮮やかで複雑な色合いの繊細な図案が描けるのが特徴です。覆輪と言って絵柄の周囲を縁取る線が盛り上がりキラキラと輝き、ゴージャスな雰囲気に仕上がります。「螺鈿(らでん)細工」と呼ばれるエビス貝・アワビ・アコヤ貝の内側を薄くはがし、紋様になるように屏風や飾り台に、はめ込む技法もありますが、これは大変高度な技を必要とし、高価で稀少な品です。
「盛上蒔絵」というのは、蒔絵が立体的に盛り上がる加工をした屏風で、模様に奥行きと質感があり、気品高い仕上がり。普通の蒔絵より、値が張りますがそれだけの価値はあります。
その他、わりとリーズナブルで豪華に見える細工技術としては「彫金加工」と呼ばれるものがあります。金属に彫金を施し、屏風や飾り台にはめ込んであります。「平蒔絵」と言われる会津で有名な蒔絵も比較的リーズナブルなお値段の商品が多いです。平面的ですが、飽きの来ない落ち着いた雰囲気の伝統的技法です。