2003年12月15日

◆今日の一品◆
P製 サブ着替え用ダッフルコート&パンツ
今日はピッケルタウンから「サブ・黒猫ドール着替え用のダッフルコート&パンツセット」が新アイテムとして登場しました。
ダッフルコートには「W・W・2ブリティシュ・ショートウォーマー」、「コンヴォイ・コート」、「モンゴメリー・コート」の別名があります。ベルギーのアントワープ(Antwerp)郊外にある、マリーヌ(Malines)とダッフル(Duffelzandhoven)地方では、その昔厳しい寒さ、雨、風から身を守るために、紡毛のフェルトタイプの厚い生地を生産していました。1677年頃のお話です。この毛織物は「厚手玉絨」の一種で、起毛仕上げが施され、織物の表面は毛羽立っているため、風を通さない特性を持っています。優れた防寒性から、好評を博し、ヨーロッパの各国に輸出され、フランスではモルトン(MOLLETON)、ドイツではディッフェル(DUFEL)という呼び名で親しまれるようになりました。北海漁業で生計を立てていた人々が、この厚手の生地を使って、自分達の仕事がしやすく、寒さから完全に身を守るためのコートを考え出しました。これが今で言うダッフルコートのはじめてです。
イギリス海軍が北海勤務向けの防寒着として採用したダッフルコートが、戦後「放出品」として一般に出回ったことと、モンゴメリー将軍のPR効果が相まって広く普及するようになりました。
その後、機能性に富み、暖かく、着やすいという優れたところはそのまま残し、流行を取り入れた高級でファッショナブルなコートに改良され、た男性用だけではなく、婦人用、子供用と、商品バラエティが増えていきました。