2003年10月31日

◆今日の一品◆
D製 観賞用ミニパインの鉢植え
今日は全タウン再配布のアイテムだけですので、ドルフィンタウンの「観賞用ミニパインの鉢植え」をご紹介します。

そもそもパイナップルとは、ブラジルなど南アメリカの熱帯地域を原産とするパイナップル科アナナス属の多年草です。学名はAnanas comosus(アナナス コモスス)で、和名を鳳梨(ほうり)といいます。英名のPineappieは、松かさ(pine)のような果物(apple)に由来していますよ。パイナップルは栽培目的から熱帯果樹として扱われていますが、本来樹木ではなく草の仲間です。観賞目的(観葉植物)で用いられる場合、園芸上アナナスと呼ばれることもあります。細長く硬い葉が放射状に広がった草姿をし、株の中心部から伸びた茎の上部に実がなるのですよ。草丈は50〜120センチ程で、葉の縁には鋸歯(きょし)と呼ばれる小さなトゲがある品種もあります。パイナップルは100品種以上あり、主産地は中米のコスタリカや南米のブラジル、東南アジアのフィリピンやタイなどです。日本では沖縄を中心に栽培されています。

熱帯果樹であるパイナップルは、温暖な地域でしか育てられないと思いますよね。ところが、鉢植えにすることで寒い地域でも栽培が可能になります。観葉植物の多くは熱帯・亜熱帯原産の植物です。パイナップルも観葉植物と同じ要領で日常管理を行えば、ご自宅でも十分に育てられますよ。地植えでは栽培が難しいパイナップルでも、鉢植えにすれば室内に取り込むなどの寒さ対策ができますね。また、果樹の多くは数メートルと大きく育つため、樹高を抑えるには剪定する必要があります。一方、パイナップルは1メートルを超える程度までにしか生長しません。剪定せずともコンパクトに管理ができ、鉢植え栽培に向いた果樹なのです。