2003年10月22日

◆今日の一品◆
H製 とんかつ定食
今日もほのぼのタウンから新アイテムが配布になりました。「とんかつ定食」です。お味噌汁もつけて欲しいところですね。また微妙な位置にごはんが置かれています。左側に置いてくれないと、私は怒るぞ!!(笑)
学生時代、アメリカのロサンジェルスにホームステイしていたのですが、ホストファミリーに何回か日本料理を作り、ごちそうする機会がありました。「すきやき」や「てんぷら」なんかの定番メニューの他に、「とんかつ」も作ったのですが、どうしても日本料理だと信じてもらえませんでした。
ひょっとしたら、日本人の中にも「とんかつ」を西洋料理だと信じている人がいるかもしれませんね。しかし、「とんかつ」はれっきとした日本独自の料理です。

「とんかつ」はハンバーグやスパゲッティーのように外国からきた料理ではなく、日本のオリジナル料理です。元になったのはフランス料理やイタリア料理にもあるフライ料理だとは思いますが、日本の食文化における傑作ですよね。「とんかつ」の発明は誰がしたのか? 諸説あって、どれが本当なのか、いまいちわかりません。ただ、2003年3月に岡田哲さんが「とんかつの誕生」という本を講談社から出版されています。
どうも発祥の年代にあやふやな点があることがわかりました。東京・煉瓦亭の「カツレツ」の誕生年を4年ほど間違われている可能性が出てきました。店の創業年と調理法の考案年を調査の段階で混同してしまっているようです。
それはともかく大正時代に「カツレツ屋」という専門店が現われ、昭和初期になって「とんかつ」と云う看板が東京・上野周辺に掛かったそうです。その看板は「楽天」とも「喜八」とも「ポンチ軒」とも云われどこが最初であるかは定かでは有りません。とんかつの名前の起こりはフランス語の「コートレット・ド・ポール・パネ」(骨付き豚肉の揚げ物の意)から由来し、日本のに渡って揚げ物専門の言葉として「カツレツ」となりました。そして日本語のトン(豚)とカツレツが一緒になって出来上がった昭和生まれの造語です。以来、日本人のダイスキメニューになったことは言うまでもありません。