2003年03月02日

◆今日の一品◆
H製 野球盤
今日は新アイテムの配布がお休みでしたので、既存のアイテムから紹介します。
野球盤が日本で初めてエポック社より発売されたのはミスターこと、長嶋選手の巨人入団と同時期、1958年(昭和33年)の春です。
パチンコ玉のようなボールをゲーム盤中央のピッチング装置に入れ、スコアボードの後ろにしつらえられたバネの操作棒で弾き出し、それをホームベースの脇に固定されている、これまたバネで回るバットで打ち返すというものでありました。スコアボードの後ろの投球用の操作棒は2本あり、左側がボールを弾き出すバネに連動し、右側はマウンドとホームベースの中間の盤下にある磁石を左右に動かす操作棒になっていて、この磁石を動かすことで、カーブやシュートといった変化球も投げることができました。
後年、漫画「巨人の星」の影響で、途中に落とし穴のような装置があって、そこにボールが沈んでゆく「消える魔球」を投げることが出来る邪道ともいうべき野球盤も出てきました。
さらに、1975年(昭和50年)には、実際に、ボールが空中を飛ぶ仕組みで、文字通りボールを投げ、やはり、バネで回転するバットではありましたが、実際にフライやライナーを打つことが出きるものも登場しました。このバージョンでは、バッターも右と左に差し替えることが出来、結構、楽しめたものです。
現在も、透明のカバー付きの東京ドームを模した、その名もBIG EGGという名称の野球盤が売られていると思います。