低温調理器、最高じゃねぇ?!

みなさんがアクティブに活躍されている様子を一気に拝見したところです。
私はというと、具合が悪かったわけではなく、ひたすら断捨離と主婦業に没頭していました。ゴミの日のたびに45リットルの袋6つずつ捨てているのに、いまだにスッキリせずですが、カーテンを作りまくって、ちょっと春の気分になりました。
最近、ホームベーカリーがお亡くなりになったので、買い替えようかどうしようかと家電量販店を下見していたのですが、コストパフォーマンスを考えると、果たして本当に必要かという疑問にたどり着き、今、うちに必要なのは低温調理器じゃねぇ?!ということになりました。
うちの娘がサラダチキンが大好きで、しばしば購入するのですが、あれって結構高いですよね?
鶏のムネ肉100グラム80円前後なのにサラダチキンになると250~280円くらいになっちゃう。しかも加工肉なので添加物がとても気になっていました。
電子レンジでチンしても、スチーマーで蒸してもしょせん蒸し鶏! サラダチキンにはなりません。おうちでサラダチキンを作るには、低温調理器が必要。
で、あれこれ調べた結果、低温調理器の中で一番売れているのは「ANOVA(アノーバ)」。日本に並行輸入されており、アマゾンで売っています。
で、さっきから「低温調理」って言ってるけど、何よそれ?って思っている方もいると思います。英語ではフランス語源で「スーヴィード(Sous Vide)」と呼ばれ、もともとはプロが使う調理法でした。日本での浸透はまだまだですが、海外ではスーヴィード専用の調理器具やレシピ本がたくさん出ています。
肉料理といえばフライパンやオーブンなどを使って高い温度で焼くのが一般的ですが、低温調理は、50℃から70℃くらいの温度のお湯に肉などを長時間入れて調理する方法です。そうすることで火加減の難しい厚いステーキやかたまり肉でも中までしっかり火が通るだけでなくコラーゲンが分解され柔らかくなるのです。
この調理法のポイントは、温度管理すること。細菌の死滅する温度以上で、素材の収縮や食物繊維などが破壊される温度以下、という家庭科というよりもなんだか科学の実験っぽい方法で調理するのですが、温度を一定に保ちながら調理するのは、通常至難の業! 鍋に温度計をセッティングして、一歩も離れられない状態を何時間もやらなければならないのです。
それの温度調整を自動でしてくれるのが、「ANOVA(アノーバ)」。「ANOVA(アノーバ)」があれば、あとはお肉などの材料と調味料、ジップロック、お湯をはるお鍋があれば、完了!
しかもスマホと連動していて、bluetoothで本体とつながり、温度や時間のコントローラーとしてスマホが使えるというものです。レシピを選べば、自動で温度や時間をセッティングしてくれます。もちろんスマホなしでも大丈夫。
と、ここまで長々説明しちゃいましたが、さっそくサラダチキンを作ってみました。今回は、55℃で2時間。
最初に華氏を摂氏に設定しなきゃいけないんですが、ボタンは2個しかないので、なんかなります。
わくわくしながら待っていると、できたよ、できた! 大成功! スーパージューシーで柔らか。完全無添加のサラダチキンが完成しました。
「次はローストビーフだ!」とダンナが言ってます。
ローストビーフと叉焼も作ってみました。両方ともお肉の表面を焼いてから調理しますが、叉焼は食べる直前に表面をあぶると更においしくなります。