◆今日の一品◆ |
昨日の水槽に入れるとピッタリな熱帯魚です。カラフルでとってもきれい。宇宙のどこかの星に棲息しているのでしょうね。(笑) これは拡大しない標準サイズで見た方がプリティーな一品でした。 宇宙に熱帯魚がいた!なんていうと、東京スポーツの記事のようですが、宇宙に金魚を持っていった人はいましたよね。そう、宇宙実験でのお話です。 これまで日本が行った宇宙実験は大きくライフサイエンス系の実験と材料・流体科学系の実験に分けられます。これらは主に微小重力の影響と宇宙放射線の影響を調べたり、これらの環境を利用するものです。 ライフサイエンス系の実験としては、人間を対象とした宇宙医学実験、その他の動物を使った実験、植物を使った実験、動物及び植物の細胞、菌類を使った実験などがあります。例えば、宇宙酔いのメカニズムを解明するための鯉や金魚の実験、重力と発生の関係を調べるためのカエルやイモリ、メダカ、鶏の卵を使った実験をはじめ、微小重力下での骨粗しょう症発現のメカニズムを探るためのラットの骨芽細胞を使ったもの、放射線と突然変異の関係を調べるためにショウジョウバエあるいは大腸菌を使ったものなどがあります。さらに、宇宙飛行士の血圧や心電図を計ったり、採尿や採血をするなどして、人の微小重力環境への適応課程も調べられています。また、宇宙環境をバイオテクノロジーの分野に応用する試みもなされています。 材料・流体科学に関する実験では、微小重力を利用した新素材の開発や、地上では重力の影響を受け顕在化しない様々な現象の観測、あるいは地上では厳密に測定できない物理・化学法則の検証等が行われています。例えば、半導体や金属、超伝導体、ダイヤモンドなどの結晶成長、液体金属や化合物半導体の拡散係数の測定や化合物半導体の熱伝導率の測定、表面張力並びにマランゴニ対流に関する実験、燃焼に関する実験などがなされています。 |