2002年09月12日

◆今日の一品◆
D製 彼岸花
赤い可憐なお花の登場です。庭に植えても良し、ガラスの花瓶に挿しても良しで、大人気ですね。
彼岸花は別名をマンジュシャゲ(曼珠沙華)ともいい、秋の彼岸頃に咲くのでこの名前になっています。真っ赤な色が火を連想させるので、子どもが採って帰ってくると、母親に「そんなもの取ってきたら家が火事になる」などと叱ったりしますが、それは彼岸花に毒がある(リコリン)ので子どもがそれに触らないようにとの親心かもしれません。
また、「死人花(しにびとばな)」「幽霊花」なんていう、なんとも悲しい別名が付けられています。これは、昔中国で、葉と花を同時につけないものを嫌う習慣があり、これが日本に伝わってきたからです。彼岸花の別名「マンジュシャゲ」は、梵語の「曼珠沙華」から来ており、「赤い花」という意味ですが、日本人の感覚では、あまりにも赤い色が強烈で、美しさよりも毒々しさを感じてしまい忌み嫌われたようです。