2002年06月10日

◆今日の一品◆
H製 茶色の屏風
今日の新アイテムはほのぼのタウンの「茶色の屏風」と、ピッケルタウンの「炎(小)」です。ほのぼのタウンでは内装を替えるアイテムが続々でてくるのかしら? この屏風、かなり人気がありました。

屏風の始まりは今から約2,000年ほど前、中国の漢時代に創作されたものと古書に伝えられ、当時の屏風と称されたものは、現在の形とは異なって、衝立のようなものであったと言われています。その後、中国において変換を経て発達し、天武天皇(西紀686年)に韓国を経て、初めて日本の朝廷へ貢物として伝えられました。聖武天皇(西紀750年)に、布や紙を貼って、折り畳むことの出来るものになりました。平安時代には金を薄くたたきのばした、いわゆる金箔を建築物、家具、食器等に張り込み金色に装飾する技術が発達し、その後紙に金箔を押した金箔紙が出来るようになり、金屏風が出来ました。当時は画家のキャンパスとして使われ、公家、武家、大名等の上流階級のみで内室装飾品とて使用されましたが、江戸時代に入ると一般庶民の間で祝儀には金屏風も不祝儀には銀屏風を使用するようになり、近年では宴会場でのメインバックとして不可欠なものとなりました。また、ホテルなどの宴会場は広く、天井も高くなりました。この様な場所で使用される為の屏風は6尺物から7尺、8尺、9尺などの長尺物が増えてきたそうです。