2004年02月21日

◆今日の一品◆
H製 ふきのとう
今日はほのぼのタウンから新アイテムの配布がありました。「ふきのとう」をご紹介します。
雪の消え際から生えてくる、春を告げる最初の使者「ふきのとう」ですね。
分布としては、本州だけでなく四国・九州でも、山野や道端、川岸などの日当たりの良いところに自生します。また、中国・朝鮮にも分布しています。よく見慣れた緑色の玉のようなつぼみは、雪の少ない地方に生えたもので、土手・野原などにも普通に見られます。それに対し、雪の多い地方では、雪が解けきらないうちに雪の下で芽を出した、黄色い苞が開いたふきのとうが見られます。形は不格好ですが、味・香りとも数段よく、独特の苦味も弱いです。
雌雄異株の多年草で、早春、地下の根茎から大型の苞をつけた花茎を20?pほど伸ばし、その先に頭状花をつけます。雌花は白色、雄花は黄白色で、その花茎を「ふきのとう」と呼んでいます。花が終わったあとの5月頃からは、ふきのとうの季節が終わり、葉、葉柄(茎)の旬になります。葉は丸い腎臓型で直径15~30センチくらいになり綿毛があります。葉柄が長く、30~90センチほどまで伸び、肉厚もあります。
苦味が強く、料理方法にはそれなりの工夫が必要のようです。独特の苦味があり、最初は抵抗感がありますが、 一度食べ始めると、ついつい、お口に運んでしまう不思議さを持っています。人間の体は、山菜特有の苦味が、とても有効であると知っているようですね。よく山菜は雪国、北国のものの方がおいしいと言われます。それは、春が短く山菜が一気に伸びることで、柔らかく、香りが良くなるからです。早春の山菜、ふきのとうはその代表です。