2003年07月06日

◆今日の一品◆
P製 さくらんぼ
今日はピッケルタウンから「さくらんぼ」が配布されました。「さくらんぼ」は今が旬。甘くてかわいくておいしいですよね。
さくらんぼは、とてもデリケートな果物で、冬の休眠期に7.2度以下の時間が約1400時間必要と言われています。生食用サクランボは一般に自家受粉しないので、通常は異品種を2本以上植えて交配しなければなりません。これは、強い子孫を残し生き残るために、自家受粉して劣性遺伝を残さないためだと考えられます。雌しべは1番最初に自分の樹の花粉が付くはずですが、他の種の多様な遺伝子を受けようと、同じ種の花粉は受付けないように柱頭で防御物質を作り出し、自家受粉を妨げているそうです。ですから、2品種以上の花粉を互いに交配させる必要があるのです。生食用サクランボは50~60種類位あると思います。突然変異の枝変わり等で、大きいとか早く色づく等の特長があると新しい品種として特許を取得でき、大金持ちの夢もありますよ。特許を取得した新しい品種の苗は高価になります。
さて、甘くておいしいさくらんぼの糖度ですが、(品種によって違いますが、)鉢植えだと水分コントロールができるので20度前後ととても甘くなります。しかし、さくらんぼは酸味とのバランスが食味を左右します。やはり、最高においしいとみんなが思うのは佐藤錦です。最高級の佐藤錦は1kgウン万円します。