2003年06月12日

◆今日の一品◆
P製 ヒナ
今日はピッケルタウンから「ヒナ」が新アイテムとして配布されました。ピッケルタウンのアイテム、ヒナ」をご紹介します。
そして春から夏にかけてツバメなどの渡り鳥がおうちの軒先に巣を作って、子育てをします。巣の材料には泥と枯草を使います。水たまりや川岸に降りた親鳥は、口に泥を含んで持ち帰り、それを壁につけたり、台に乗せたりして巣を作っていきます。泥は一粒ずつ積み重ねていくように作るので、その仕事はレンガを積んで家を造っていくように見えますよね。
さて、おうちの軒先に勝手に作られたツバメの巣は問題ないのですが、弱った野鳥を保護して看病したり、山などを散策中に見つけた巣から落ちてしまった「ヒナ」を助けるために自分の家に連れてくると法律違反になるということはご存知ですか? たぶん6ヶ月以下の懲役、30万円以下の罰金になるけっこう重罪なんです。なぜなら日本では無許可での野鳥の飼育、保護は違法行為になってしまうんですね。

ヒナ鳥にはニワトリ・アヒルのように生まれてすぐに自主採食できる早成性と、羽毛がなかったり眼が開いていない、立てない状態で生まれる晩成性があります。一般家庭で飼育する小鳥はほとんど晩成性となります。セキセイインコ、ボタンインコ、コザクラインコ、オカメインコ、ブンチョウ、カナリア、ジュウシマツなどがそうです。ペットショップで売られているヒナ鳥の多くはこれから『手乗り』にすることが可能といううたい文句にあるように孵化して2~6週間です。この時期はヒナ鳥にとって大切な時期で適切な栄養管理や飼育管理が必要になります。
生後2~4週齢のヒナ鳥には、衣装ケースか竹ひごの籠を使用するといいでしょう。低い位置に必ず止まり木を入れておき、自力で止まれるならばすぐに利用できるようにしておきます。床にはキッチンペーパーなどを平らに敷き、毎日の糞の状態が確認できるようにしておきます。オガクズなどは毎日の糞の数が数えられないのとアレルギーなどの問題もありますので使用しないようにしましょう。キッチンペーパーは1日最低2回は取替えます。床に乾いた食事を置き(まき餌)、自分で食べられるようにしておきます。羽が生えそろい、飛べるようになったら、ケージに移しましょう。
ヒナ鳥に食事を与えるときに強く持たないようにしましょう。ヒナ鳥にとって無理強いさせている状態になります。飼主さんの手を怖がってしまいますし、呼吸器官に食事が入ることもあります。
昼間に食事を与えず、夕方たくさんの食事を与えたりしてはいけません。室温27~30℃、環境も整え回数を多く与えるようにします。
手にもったヒナ鳥が温かく感じられるのは飼主さんの手が冷たくてヒナ鳥の体温を奪っていることになります。冷たい手は嫌われます。手をお湯で温めるかヒナ鳥をタオルなどで包むようにして体温を維持してあげましょう。
お腹がすいているのに食事をしないときは健康状態に何らかの問題が発生しています。室温や食事の濃度・温度などが合っているか確認しましょう。