2003年03月12日

◆今日の一品◆
R製 デスクトップPC
今日の新アイテムはロケットタウンらしいデザインのキュートなPCでしたね。実際に丸い窓のディスプレイは使いづらいっていうか、たぶん使い物にならないとは思いますが。(笑)

さて、「IBM-PC互換機」「DOS/V」なんていう言葉を聞いた事がありますか? 今から約15年くらい前は、各メーカーは独自仕様のパソコンを作っていました。たとえば、NECはNECの独自のパソコンを(PC-8801シリーズ、PC-9800シリーズ)、富士通は富士通独自のパソコン(FM7シリーズ、FM-Rシリーズ)、IBMはIBM独自のパソコン…というふうに。それぞれの機種の間には互換性は全くありませんでした。
互換性がないということは非常に面倒なことでした。ソフト(アプリケーション)の共有化ができないということ。そしてデータのやりとりができない、ということです。たとえば、「一太郎」を買って使用する場合には、NECのパソコンを持っている人は、NEC用の一太郎を買い、富士通のパソコンを持っている人は富士通用の一太郎を買わなければなりませんでした。同じ「一太郎」でもこのようにいくつかの機種用のものがあり、自分の機種用以外のものを購入しても全く動かすことはできませんでした。また、NEC用の一太郎で作った文章は基本的にはNECのパソコンでしか使えず、富士通のパソコン用の一太郎を使っている人にその文書を渡すことはできませんでした。つまり、違う機種間のデータのやりとりは基本的にできなかったわけです。
今では信じられない状況だったわけです。