2003年02月20日

◆今日の一品◆
H製 障子の戸
今日の新アイテムはほのぼのタウンの障子です。ちょっと透ける感じがいろいろ使えそうな、ナイスアイテム。人気者になりそうですね。
さて、障子はもともと間仕切りのための屏風や衝立がその祖です。つまり元から戸ではなかったのです。障子が使われ始めたのは平安時代末期からですが、普及しだしたのは鎌倉時代に入ってからです。しかし一般庶民に普及しだしたのはやっぱり江戸時代からです。江戸時代には組板のデザインに凝ったものや、用途別にたくさんの障子が生まれました。
障子は畳とともに日本的な空間をつくりあげる特徴的なものです。中世、日本を訪れた西洋人は日本の住まいは木と紙からできていると言ったそうです。紙(和紙)を建物に利用していることは、煉瓦や土でできている住まいに住む彼らにとっては大きなショックだったと思います。