2002年11月26日

◆今日の一品◆
D製 すきやき
今日の新アイテムは「すきやき」。すっごくおいしそうです。
江戸時代、獣の肉を食べることはあまりおおっぴらにできることではありませんでした。
そこで農民たちは獣肉を食べる時は外で農具の鋤(すき)をよく洗ってきれいにして火にかけて、その上に肉をのせて焼いたと言われます。これがすきやきの元祖 。この時代の味付けは味噌とか醤油などで肉は鴨、猪、鹿などを使っていました。牛は色々と役に立つので、牛の肉を食べるということはありませんでした。しかし、文明開化の後は牛肉食が盛んになります。
関東の割り下を使う方法は牛鍋と呼ばれるようになり、関西の牛脂を熱した鍋で肉をあぶる方法はすき焼きと呼ばれるようになりました。調味料を一緒にした方が早いからと関東の人間が考えたのが割り下。割り下の割合はお店や家庭で特色が出ます。その一方で、関西のすき焼きは焼きにこだわっているようです。 また肉は必ず鍋で焼き、だしは使わないので関東のすき焼きよりも濃い味になり、その他、水分の調節は野菜でする為、野菜の種類も多いようです。