◆今日の一品◆ |
今日も全タウン再配布のアイテムのみでしたので、ほのぼのタウンから「温度計」をご紹介します。 今でいうノベルティーものとして、こういう温度計は商店や会社が(年末になるとくれる)カレンダーのように、配っていたものが多かったようです。温度計の下の方の●●●・・・っていうのは広告で、温度計を配布した商店や会社名がよく入っていたりしました。ほのぼのタウンの温度計は伏せ文字になっているんですね。 温度計を発明したのは、あのガリレオ・ガリレイだと言われています。もともとは「サーモスコープ」という名前の道具だったらしいのですが、1592年、ガリレイが目盛りはなく、温度変化があったことのみを測定するものを作りました。1611年にサンクトリウスが目盛りをつけた温度計を作り、フランスの医者レイがガリレイらの成果を知らずに空気の変わりに液体を液体を指示液として用いた最初の温度計を発明したのが1632年だったと言われています。 ガリレオが作った温度計は現在も「ガリレオ温度計」という名前で、インテリアの雑貨屋さんに並んでいます。ガリレオ温度計は、一見不思議に見える動きをしますが、それは単純な物理的な法則に基づきます。気温の上昇により透明の液体の密度が減少するため、液体に浮かんでいる球体は、自己の重さにより沈みます。反対に温度の低下は、その球体の身体を上昇させます。浮かんでいる一番下の球体がその時点での温度を示しています。 その後温度計は、温度による水銀の体積のように温度の変化により変化する物理的性質はたくさんあるので、温度の範囲、測定環境などによっていろいろな温度計が生まれました。ガラス製温度計・バイメタル温度計・蒸気圧式温度計・熱電対温度計・抵抗温度計・水晶温度計なんていうのがあります。 |