2004年01月06日

◆今日の一品◆
P製 あかべこ
今日は全タウン再配布のみでしたので、ピッケルタウンの「あかべこ」をご紹介します。(その他各タウンに「旧もの」と呼ばれている2002年のお正月アイテムも通常配布で登場しています。)
あかべこは東北地方の会津(福島県)では古くからある、木型に和紙を張って作った振子人形で、最も人気の高い民芸品がです。「べこ」というのは、東北地方で「牛」の方言のこと。赤は仏教で力の象徴とされ、このあかべこはもともと厄除けのお守りだったのです。
あかべこは、伝説によれば大同二年(およそ1200年前)に時の名僧「徳一大師」が会津柳津に虚空蔵堂(こくぞうどう)を建立される時に、建立資材の運搬に黙々として働いた、たくましい赤牛がいて、寺院完成の夜突然として石に化し、寺院前で永く御仏のお供を願ったという伝説にもとづいて郷土産業振興(きょうどさんぎょうしんこう)のために作られた郷土玩具です。
また、この地方にてその後悪性の厄病が流行したときに、このあかべこを持っていたこどもは、不思議と厄病から逃れたので、皆人々は虚空蔵尊(こくぞうそん)の徳をたたえられたと言う言い伝えが残っています。