2003年05月23日

◆今日の一品◆
H製 掛け軸
今日も再配布のアイテムだけでしたので、既存のアイテムからほのぼのタウンの「掛け軸」をご紹介します。

掛軸(かけじく)とは、書や東洋画を裂(きれ)や紙で表装したもの。日本では床の間などに掛けて鑑賞し、「床掛け」と言われることもあります。
晋の時代(265年 – 420年)の中国で掛軸は誕生したと言われています。

当時、仏教徒の間では仏像や絵を礼拝の対象として使用していました。しかし礼拝の場所を変更・移動する際には仏像は重く持ち運びに不便、、、そのため仏系の人物、書を描いた絵を持ち運び用に使用していました。

しかし、裸の状態で絵を持ち運ぶと当然ですが絵は痛み、保管も大変。そこで絵を丈夫な紙に張り付け、丸めて桐箱に収納し始めたことが掛け軸の誕生の秘話です。

今でこそ芸術品や美術品としての位置づけが高い掛軸ですが、誕生した当初は仏教徒が使用する礼拝の道具だったのです。