2月23日(金)   お疲れ休み

晴れ(16.6/8.2)

朝、蛭川先生が病室に来てくれて、「おめでとう! 早く生まれて良かったわね。」と、ニコニコ顔で言ったくれたんで、心にもなかったんだけど、社交辞令で、「先生のおかげですぅ。」と返しておいた。(笑)

通常は出産後5日で退院になるの。その間、(参加は自由だけど)いろいろカリキュラムがあって、今日は授乳指導ってのに参加しました。なにせ、私は子育ての「ど素人」だからね。授乳指導はまず、授乳の仕方や乳首のお手入れのビデオを見ます。ピンクのフリフリがついたネグリジェを着た売れない演歌歌手のようなモデルママが出てくるビデオ。 その後、助産婦さんにズバリ、おっぱいの開通式をやってもらう。あんなもんは自然に出ると思ってるでしょ? 私もそう思ってた。違うんだな、助産婦さんがおっぱいをキュウッてつまんで開通させるんだわ。これがまた痛い。おっぱいの先っぽ、ミルクが出るのは1ヶ所じゃないんだよ。いくつも出るところがあるの。

で、出産して1週間くらいの間に「初乳」といって、黄色い母乳が出ます。この「初乳」が赤ちゃんにとても大切で、お母さんから大切な栄養や免疫をもらうために、できるだけ赤ちゃんに飲ませた方がいいんだよ。とにかく開通させて、がんばって飲ませる。これしかないんだわ。しかし新米ママはなかなかおっぱいが出ないんだよね。がんばってしぼってみてもせいぜい5mlとか10ml。それでも貴重なこの「初乳」を哺乳ビンにためて、出す訓練をしつつ、赤ちゃんに飲ませるために冷凍しておきます。もちろん、赤ちゃんが飲む時間だったら、直接飲ませちゃうけど。それ以外の時間も特訓あるのみ!

どういう間隔で赤ちゃんにおっぱいをあげたらいいかとかも、ここで習います。
それが終わったら、午後は赤ちゃんとずっと一緒。今日の夜は赤ちゃんを預かってくれるんで、まずは育児のウォーミングアップってところかな? プラスティックの箱つきのベビーベッドに入った、マイ・プリティー・ベイビー。下の引き出しには紙オムツとかオシリ拭きを入れる引出しがついてます。

まずはオムツの確認。おしっこしてるかな? うん、してるしてる。私、紙オムツって、触るの、はじめてなんだよね。こんなもんでいいのかな? それからおっかなびっくりオッパイを吸わせてみる。・・・飲んでるぅ〜。私に似て不器用で吸うのが下手なところがまたかわいい! オッパイを飲ませるのって、幸せぇ〜。これぞ、ママになった醍醐味って感じ。5分ずつ交互に吸わせて、その後暖めておいた糖水を赤ちゃんが飲めるだけあげます。って言ってもまだ20ccとか10ccくらいしか飲めないんだけどね。

もう1度、オムツの確認して、授乳完了。
自分の病室にベビーベッドを運んで、みんなで赤ちゃんの見せっこ。入院仲間が見に来てれました。やっぱり3000gを超えた子とそうじゃない子って、大きさがぜんぜん違うのね。中にはすでに眉毛がくっきりの子もいるし。私の赤ちゃんは体重より小さく見える。特にベビーベッドの中で寝てるとね。抱き上げるとマシュマロみたいにふわふわで柔らかいの。このくたくたした抱き心地は今だけの期間限定らしい。

夜は病院で赤ちゃんを預かってくれるんで、今夜まではゆっくりと眠れます。今夜こそ、興奮しないで寝なきゃね。

◆写真◆
左上)右は普通の粉ミルク。左の黄色いのが「初乳」です。
右上)このカートにのせて、ベイビーを移動させます。
左下)オムツが余ってる。(笑)