うなぎが折れてるのよ…神田きくかわ

今年はうなぎの値段が上がっていますね。年々獲れなくなっているようで、そのうち食べられなくなっちゃうんじゃないかと不安です。

そんなにしょっちゅう食べるものではないので、どうせ食べるならおいしいうなぎが食べたいです。贔屓の店は何軒かあるのですが、今日は「神田きくかわ日比谷店」へ。

神田きくかわは、昭和22年創業の老舗の江戸前うなぎ屋さんです。名前の通り本店は神田にありますが、私がよく行くのは日比谷店。帝劇ビル地下2階にあります。きくかわのうなぎは、愛知県三河の直営場をはじめ、信頼できる養鰻場で、こだわったエサを食べさせて元気に育てたあと、活きのよいまま直送されるうなぎを少しでも早く休ませるために地下水のある上野毛店の「立て場」で1?3日、地下水を浴びて休ませるそうです。そうすると泥を吐いて身が引き締まり、おいしいうなぎになるということです。その日に使う分だけのうなぎを各店舗に運び、その日の午前と午後に各店舗で割かれます。

この上野毛のお店は、閑静な住宅街にあって、店内も広々。ステキな一軒家ですので、くつろいでうなぎがいただけますよ。おすすめです。

神田きくかわのうなぎの特徴は、竹串ではなくピアノ線を束ねた特注品の金串で焼くところにあります。珍しいですよね? ピアノ線は熱伝導にすぐれ、内側からもじっくり熱せられるので、ふっくらと仕上がるとのことです。また、タレも砂糖やみりんではなく、レンゲの蜂蜜を使っています。くどくないし、粒の立ったちょっと硬めのご飯との相性もバッチリです。

お重の中に折って入っているうなぎの大きさもうれしくなってしまうポイントです。

注文してから作ってくれますから、多少は待つのを覚悟の上で、おいしいうなぎを召し上がれ!